減感作療法
こんにちは。
雨が恨めしい、院長岡田です。
本当に、雨は休診日に降ってほしいと心から思います!
患者さんがいらっしゃいません。
とってもヒマなんです…
我が家の娘たちは、学校から帰ってきてからそれぞれダンスのレッスン、プログラミングの教室、英語のレッスンと忙しくしているのに、パパが暇を持て余しているなんて…申し訳ない気がします。
さて、今日できっと梅雨入りですよね。
スギの花粉の季節もひと段落したことで、
当院でもいよいよ、満を持して、スギとダニに対する減感作療法である舌下免疫療法を始めようと思います。
以前からご要望があったのですが、僕が二の足を踏んでいた部分がありました。
長期間かかること、アレルギーの出現特にアナフィラキシーのリスクがあること、
が主な理由です。
ですが、一方で、
現状のアレルギー薬を使ってスギの季節を乗り越えていく、「うまく付き合っていく」
という状態のままではいつまでたっても治らないというジレンマを抱えていました。
減感作療法は「治療」です。がんばればスギの季節が怖くなくなるかもしれません。
なので、リスクとベネフィットを天秤にかけたとき、やはりベネフィットの方が大きいと考え、開始することにしました。
対象は、スギまたはダニのアレルギーの5歳以上の患者さんです。
基本的には毎日1錠ずつ、舌の下に薬を置いて1分待つ、そのあと飲み込む。
という方法で内服します。
内服前後5分間は飲んだり食べたりしないでください。
また、前後2時間くらいは運動をひかえてください。
初回内服時は、クリニックで行います。
体調変化がないか、30分ほど院内で待機していただきます。
そのため、体操や水泳などの習い事の前後ではない、しかも時間に余裕のある時に受診してください。
その後は自宅での内服となります。
始めて1週間は少量から開始し、その後増量して内服を続けます。
初回については1週間後、その後は1か月おきの受診ということになります。
体調の変化やちゃんと薬を続けられるかどうかの確認もありますので、
定期的に受診してください。
まずは患者さんに使用する前に、自分自身で開始してみます。
その方が、皆さんも安心できますよね!