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あおぞら赤ちゃん子どもクリニックのブログ

今年のインフルエンザ予防接種について

こんにちは。
台風のおかげで時間を持て余している、院長岡田です。
予防接種の予約もキャンセル続出、一般診察の患児もまばら…
まぁそりゃ、いつ土砂降りの雨になるかわからない状況なら、致し方ないですよね。
その状況で来院途中に転んだり事故に遭ってしまっては大変ですから、
台風一過の明日、皆さんの顔を見られるのを待っています。

9月になりましたね。
週の初めから小中学校だけでなく、幼稚園も新学期がスタートしたところが多いようですね。
長い夏休みの思い出をそれぞれお友達と披露しあっているんだろうなと思っています。
クリニックでは昨日までのところ、やはり胃腸炎のお子さんが目立ちます。
ちらほらと溶連菌、ヘルパンギーナ、手足口病のお子さんも見られます。
小学校高学年以降くらいの年齢のお子さんから大人の方で、発熱と咽頭痛があるとコロナの可能性が高い印象があります。

さて、クリニックホームページと予約システムのお知らせのところにも掲載しました。
インフルエンザの予防接種の情報です。
夏が終わるとあっという間にインフルエンザ予防接種の季節がやってきてしまいますね。

昨年から足立区でも、
足立区にお住いのお子さんが、足立区医師会に所属している医療機関で接種を行った場合に助成が出るようになりました。
今年の変更点は2つ。
①助成額が1回2000円から3000円に増額!
②経鼻生ワクチンのフルミストも助成の対象になった!6000円。

特に、②のフルミストに対する助成は大きいですね。
僕たち医師会の理事から足立区には、去年も助成を出してほしいと要望していましたが、去年は残念ながら実現せず…
なので、うれしいですね。

すでに予約開始している医療機関もあるようですが、
あまり早くから予約を取っていると忘れてしまいますし、体調不良で打てなくなるかもしれませんから、
当院の予約開始は今月20日の午後14時からです。
接種は基本的には10月から1月になりますので、10月2日(木)から開始します。

昨年も行いました、かかりつけ患者専用インフルエンザ外来を土曜日の診療後に行います。
日にちは10月18日、11月15日、12月13日を予定していますが、
ひょっとすると変更するかもしれません。
昨年同様、対象者は、
①当院かかりつけ登録患児
②そのご兄弟、ご両親のうち、すでに当院に受診歴のある方
③かかりつけ登録は年齢的にできていないけど、当院をかかりつけだと思ってくださっているお子さん
です。
去年との変更点としては、
お支払いはキャッシュレス決済のみとさせていただきます。
ご協力お願いします。

今年はフルミストのご希望が増えるんじゃないかなと予想しています。
なるべく多めに準備をする予定ですが、
予定以上に希望者がいた場合にはご希望に添えない可能性がありますので、ご了承ください。

おたふくワクチンについて

こんにちは、夏の終わりを悲しんでる、院長岡田です。
8月の診療が終わりました。
来週は9月ですね。
みんな宿題は終わりましたか?
真っ黒に日焼けをしたお子さんと、同じくらいかそれ以上に日に焼けてるお母さん方が受診をされてきて、
きっと充実した夏休みを過ごされたんだなと感じます。

今週は胃腸炎のお子さんが目立ちました。
すごくひどいという子は目立ちません。
お腹が痛いのが目立つ印象でした。

瘦身治療のご相談がとても多いですね。
やはり一番人気はマンジャロです。
でも、僕としては日本で唯一肥満症の適応が通っているウゴービが出しやすいなと思っています。
高いお金を払って行う自費診療ですから、みなさんに満足して使っていただきたいと思いますので、
基本的にはご希望のお薬をお出しします。
あまり効果が表れていないのにマンジャロの初回量を使い続けるよりは、
オゼンピックやウゴービで増量したほうがいいかなと思います。

さて、おたふくワクチンについて供給が不安定になってきました。
ワクチン製造にあたって不具合があったようです。
そのため、今はネット受付を一旦中止しました。
クリニックに直接お問い合わせください。
順番待ちでのご案内になります。
また、未接種の1歳児への接種を優先しますので、
年長さんでの2回目の接種のお子さんについてはちょっとお待たせするかと思います。
予めご了承ください。

まだまだ暑い日が続きますので、
水分をしっかりとって、涼しいところでお過ごしください。
来週から新学期、頑張りましょうね!

成長ホルモンのお話をしましょうか

こんにちは。
ただただ夏の終わりがさみしい、院長岡田です。
診療している間に全く見ることがないまま決勝戦は終わってしまいましたが、甲子園も終わりましたね。
沖縄のみなさん、おめでとうございます!
1年間沖縄に住んでいたことがある身としては、沖縄の方がいかに甲子園球児をわが子のように可愛がって応援しているかを知っているだけに、
本当に喜んでいるだろうなと思います。
また今年の甲子園は、ほぼ地元の県立岐阜商業が話題になったのはうれしいです。
僕たちは「けんぎしょう」って呼ぶんですが、結構甲子園に出る割には話題にならないことが多かったですから。
ということで、夏は一気に終わりに向かっていきますね。

今週は胃腸炎症状を訴えるお子さんが目立ちました。
あとは、症状があまりにの熱だけ出ているお子さんも目立ちました。
大人の方が熱が出てのどが痛いと訴えていらっしゃると、コロナがやはり多いかなと思います。
最近、コロナが増えているというニュースが目立つようになってきましたね。
感染力が強いウイルスが流行っているそうです。
かと言って、この暑さの中、マスクをしてくださいとも言いにくいなぁと感じています。

さて、今日はちょっと成長ホルモンのお話をしようかと思います。
成長ホルモンは低身長のお子さんに対して行う注射治療になります。
低身長の中で、成長ホルモンの分泌が少ない子(成長ホルモン分泌不全性低身長)、ターナー症候群、慢性腎不全、プラダー・ウィリ症候群、SGA性低身長が保険適応になります。
なので、
「背が低い」
というだけでは保険適応にならないんです。
成長ホルモン分泌不全性低身長が一番多いんですが、診断のためには「負荷試験」を行って、
診断・適応基準を満たさなければなりません。
なので、これも痩身治療と同じく、保険適応で行おうとするとかなりハードルが高く、なかなか適応にはならないんです。

でも、少しでも子供の背を伸ばしてあげたい、というのが僕たち親としての子供への気持ちとしてあると思います。
特に自分が背があまり高いほうでない場合。
僕はホームページに載せている数字としては171㎝ですが、最近ちょっと低くなりました(笑)今は169㎝です。
実は、僕は中学2年生の時に168㎝でした。
さらにいうと、小学6年生の時に158㎝ありました。
つまり、みんなが伸びる時にはすでに成長のピークを過ぎていて、それ以上伸びなかったんです。
この現象、僕の父も同じなんです。
ということは、僕も父も病名をつけるとすると「思春期早発症」ということになります。
保険診療としての成長ホルモン療法の適応にはならなかったかもしれないけど、
もししかるべき時に成長ホルモンを打っていれば、もっと背が伸びていたかもしれない、ということになります。
でも、それを今言っても何ともならないわけですよね。

何が言いたいかというと、
「親が小さいから子供が小さくても仕方ないんだ」
というのは、確かにその通りかもしれないけど、
「ひょっとしたらこの子を自分よりも背が高い子にしてあげられるかもしれない」
という可能性はあるということです。
それを可能にする手段のひとつが、成長ホルモンということになります。

成長ホルモンの注射は基本的には毎日行います。
お腹や太ももなどに打ちます。皮下注射です。
さて、気になる金額のお話です。
自費診療になるので、高額にはなります。
注射をするのに必要なものは、
薬液をセットするデバイス、薬液、針
になります。
デバイス(シュアパル10)      1本で6000円
薬液(ソマトロピンBS皮下注液10mg) 1本47000円
専用注射針 1セット14本入り       500円 (金額はすべて税込み)
となります。
毎日注射をするお薬の量は、体重によって変わります。
例えば体重20kgの場合、1週間に3.5mg必要です。なので、1日0.5mgということになります。
仮に20kgのまま増えないという前提で計算した場合、
最低でも1か月(4週間)14mg、12か月(52週間)で182mg必要になります。
そのため、受診のたびに体重と身長を計測していくことになります。

成長ホルモン注射を始めるにあたっては、まず
ホームページの診療内容のところの「低身長」
と、自費診療の「成長ホルモン注射」
のところにも記載しているように、
まずは低身長としての精査を受けていただいた方がいいかと思います。
そういったことがめんどくさい!
という場合は、早速注射を始めましょうか。
ただ、効果には個人差があること、場合によってはあまり背が伸びない可能性もあることをご理解ください。

お盆はいかがでしたか?

こんにちは。
最近急に夕方暗くなる時間が早くなってきたことに寂しさを感じている、院長岡田です。
日が長い夏の夕方、診療が終わった後、クリニックの外に出て空を眺めるのが好きなんです。
夏の空って立体的でいいですよね。
それに、その時間に外が明るくて青い空が眺められるのは夏しかありませんから。
それが最近、どんどん日の入りの時間が早くなってきました。
昨日は雲が多かった影響もあるかと思いますが、診療が終わるころには暗くなり始めてました
夏の終わりが近づいてきていることを感じて、寂しい気持ちになってきます。

お盆休みはいかがでしたか?
今週前半は天気が不安定でしたが、また強烈な暑さが戻ってきましたね。
昨日は夜、「火垂るの墓」が放送されていました。
我が家の娘たちは、海外旅行に行っているというお友達の噂話の記憶だけしっかりインプットされてしまっているため、
お盆休みは海外旅行をする時だと勘違いしているところがあります。
困ったもんです。
ですから、お盆というのは…ということを子供たちに教えてあげました。
最近はお盆らしいことをする家も減ってきたかもしれませんが、
僕の子供の頃は迎え火・送り火などをしていました。
今は僕はお盆も仕事をすることを優先しているため、実家に連れて帰って子供たちにお盆の行事に関わらせることをしていません。
楽しいことをして思い出を作るのも必要ですが、そういった機会を与えるのも大切なことだなと改めて感じています。

仕事を優先していると言いつつ、今週は14日を休診にしたため、クリニックでの診療はいつもよりも少なくなりました。
今日は思ったほど来院数は多くはありませんでしたが、特に12日は結構混みました。
先週までの傾向と同じく、あまり特定の病気が流行っているという印象はありませんが、
大人の方の発熱のコロナ率は高いかなと感じています。

夏休みに入るのが早かった長女の学校は、早くも来週から次の学期がスタートします。
早すぎです!
また朝5時半起きの生活が戻るのかと思うと、早く冬休みが来てほしいです…
来週は水曜日に医師会の平日夜間小児救急の当番もあり、結構きついかなと思います。
みなさんが来院されたときに、もし僕が疲れていたら一言労いのお言葉をかけていただけるとうれしいです。
まずは週末、ゆっくりお過ごしください。

ちょっと涼しい??

こんにちは。
連休前の診察が終わり、ちょっとほっとしてる院長岡田です。
月曜日が祝日なので、日曜月曜が連休になります。
そのあと、火曜日(12日)は通常通り診療を行いますが、木曜日(14日)は休診させていただくため、来週はちょっとお休みが多くなります。
お盆休みという方も多いと思いますので、みなさんが体調を崩すことなく過ごされることを願っています。

7日が立秋でした。
その日以降、天気予報などでは残暑というようになりますよね。
まだまだ夏本番が続きますから、例年のことながら違和感を感じるわけではありますが、
なんか今朝はちょっといつもより暑さが楽だったように感じました。
天気予報を見ても、今までの灼熱地獄の連続のような天気と気温に比べれば、
ちょっと曇りの日が多く、雨マークの日も見られるようになりました。

台風がちょいちょい発生していることも関係しているかもしれませんが、
ぜーぜーしているお子さんがちょっと目立ちます。
それとは直接関係ないかもしれませんが、
1歳前後のお子さん・赤ちゃんにはRSウイルスかなという症状のお子さんが増えてきたようにも感じます。
鼻水や痰を吸引したり、あるいは痰を着れやすくしたり気管支を広げるお薬の吸入をしたり、
ということをしてあげたほうがいいお子さんが多い中で、
クリニックもお休みが多い週を迎えてしまうのでちょっと心配しています。

前回のブログでも書いたように、前の日曜日(3日)は医師会の休日診療所の当番でした。
来院患者さんの数自体は少なかったですが、
やはり大人の方はほとんどがコロナでした。
逆に、小児科年齢のお子さんの受診は全くありませんでした。
例年夏になるとコロナは増えます。
お父様、お母様、お気を付けくださいね。