今月は今日までです。

2024.08.27

こんにちは。夏の終わりがさみしい院長岡田です。
気付けば8月も最終週ですね。
子供たちも学校は来週から再開です。
早く始まってほしい、という方もいらっしゃるかもしれませんが、
学校始まるとまた慌ただしい朝が返ってくるのか、と思うとこのまま夏休みでいてほしい気もします。

例年お盆でコロナはいったん落ち着いて、そのあとまた増えてくる、
という現象が起きていますが、
今年は今のところそんなに増えてこないですね。
このまま落ち着いてほしいと願っています。
一方で、熱と咳が長引くお子さんがとても多いです。
受診されるお子さんの多くが咳で受診されます。
その中で、熱も一緒に長引いている、という場合に、マイコプラズマが混ざっていることがあります。
マイコプラズマは僕たちがまだ医学生だったころ「オリンピック肺炎」なんて言っていました。
4年に1度くらいのペースで流行するためです。
今年はたまたまオリンピックの年ですが…
マイコプラズマは熱が続いて、段々咳が強くなってきて、でも比較的元気、
みたいなのが典型的な状態です。
抗生剤のクラリスロマイシン(マクロライド系)というのが特効薬になります。
ただ、時々この薬が効かない場合があります。
その時はミノマイシン(ミノサイクリン)という抗生剤を使うことになります。
インフルエンザやコロナなどと同じく15分ほどで結果がわかる抗原検査がありますが、
ある程度熱が続いてからじゃないとわからないのと、あまり正確ではない(擬陽性が多い)ため、
正確な確定診断にはLAMP法か抗体検査(血液検査)が必要になります。
クリニックではなかなかそこまでできないのが現状です。

明日から2度目の夏休みをいただきます。
今日の午後しかありませんが、もし薬が足りないとか心配とかあればお越しください。

今回は実家の名古屋に久しぶりに子供たちを連れて帰ります。
が、台風が…
毎日雨予報で、前途多難です。
みなさまも残り少ない子供たちの夏休みが有意義なものになりますよう願っています。