おうと・下痢

嘔吐がひどく、強い脱水がみられる場合は入院による点滴が必要になる場合があります。

おなかの風邪、急性胃腸炎、嘔吐下痢症、ウイルス性胃腸炎など色々な呼び方がありますが、基本的には同じことです。
原因になるウイルスは、ロタ、ノロ、アデノなどがあります。吐き気・嘔吐から始まり、下痢になります。熱が出ることもあります。それぞれのウイルスに対して特効薬はありませんので、整腸剤や吐き気を抑えるお薬を処方しますが、ご家庭での水分摂取が大切です。嘔吐がひどく、強い脱水がみられる場合は入院による点滴が必要になる場合があります。

それに対して、サルモネラ、カンピロバクター、病原大腸菌、腸炎ビブリオなどのばい菌による胃腸炎を細菌性腸炎と言います。肉や卵、ミドリガメなどのペットが感染源になります。血便がみられることも多く、重症になることもあります。こちらは抗生物質が必要になります。